もうすぐ冬の大田原
もうすぐ冬
朝すっかり冬の冷え込みを感じる頃は、空が晴れわたり、色づく山々が最も美しく見える時期である。小春日和の日は、暖かい日差しの中で時間を過ごしたくなるものだ。
夏の間、田んぼや畑の世話にかかりきりだった農家のおじさんおばさん達は、ようやく訪れた休息の季節に生き生きとして方々に楽しみを求め出かける。千曲市桑原の 大田原 もそんな場所の一つである。
標高770mの山村
どこまでも青い空、空気のきれいな山村は、空が少し近く見える。ここは多くのマレットゴルフ愛好家がこぞって訪れる 大田原マレットパーク。ちょうど誰もいなかったので、場内から青空を一枚。
もともと地域振興の一環として開発されたパークは、コース周囲の小道に入るとすっかり山の中、高原を散策している気分にひたれる。ぐるりと一周すれば、昼飯にはちょうどいい頃。
ここの やまぶき食堂 を訪れる人のお目当てはやはり そば。新そばの時期はそば祭りに多くのそば好きがやって来る。普段でも営業日には手打ちそばが楽しめる。マレットパークに合わせて昼どきの営業なので行く前に確認を忘れずに。
そのお味は、写真を撮るのを忘れるほどとしておこう。嬉しいことに、地元農家の育てた野菜や豆、米も出ていることがあり、おみやげにちょうどよい。きれいな湧き水で育った米はやはり美味しい。
山寺も秋から冬へ
秋の空と空気、そしてそばを満喫した大田原めぐりの帰り道、見慣れた景色が目に入ってくると、いつもの場所に寄りたくなった。
長楽寺 はちょうど紅葉が見頃。この時期は鮮やかな彩りの山寺を撮ろうとカメラを手にした人も多い。この写真に写る観音堂の脇の石段を下りながら色づいた木々を見上げるのが最もよい眺めだ。
門の横にある芭蕉の句については月見の回のとおり、ほかにも境内には多くの句碑が並ぶ。芭蕉の碑の上に向かい月見堂が建つ。
境内には大きな「姨岩」が立ち、その上からは眼下に善光寺平が広がる。棚田とはまた違った方向から眺める景色だ。本堂の脇からも見晴らしのよい眺め。うまそうな干柿ができそうだ。
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