はたして今年の出来は?
先週末の脱穀をもって本年度の日程はすべて終了。毎年同じようなことを繰り返していても、かかる苦労も異なれば、手にする成果にも違いが出るのが自然相手の仕事である。
取っても取っても草が増え
一番の悩みは、夏場に伸びる草だ。雨が降っては照り返し、すぐに雑草が伸びてしまう。草刈りのし方が悪いのかなとも思ったが、名月会の方々も同じことを口にしていたので、あながち自分のところだけでもなさそう。さらに、せっかくよく育っていたシロツメクサなどがすっかり刈り取られてからはなかなか元に戻らず、いらない草が勢いを増していく。後半には有益な草が伸びてきたので、来年はいくらか期待できそうか。
さらには、9月になっても高温が続き、田んぼの中の草も伸びてきてしまった。例年この時期は、ポツポツと出てきたヒエを取るくらいで、今年はヒエは少なかったものの、足元でホタルイなどの草が増えてきた。田植えの後にこれらの草の除草剤を使えばかなり抑えることはできるので、そろそろ除草剤を使う必要が出てきたかもしれない。
雨にやきもきする
気まぐれなお天気の9月から10月になってもすっきりしない空。豪雨というほどではなくても田には水たまり。稲刈りの後に数日しとしと雨だけでもこのとおり。周囲には同じように水びたしの田もあれば、乾きの早い田もあり頭を傾げる。田植えでもかなりきめ細かな土で苗を植えるのに手間取ったから、 代かきのやり過ぎ が原因かもしれない。
稲刈りの後の雨は長時間降り、予報ではさらに降りそうだったから、こういうときは シート をかけておくのと安心。脱穀までに数日好天だったは幸いで、シートのおかげで稲も湿らずきれいな藁がとれた。オーナー田くらいの量ならあまり大きなシートは必要なく、3x2m程度で2枚あればいいし、片付けも楽にできる。
肝心の出来はというと、今年の収量は少なめ。味はこれからのお楽しみ。昨年と違い、お盆の後に少しだけ涼しくなったのと、収穫までにお湿りがあったので、去年よりはいいだろうと期待をしている。収量については、例年 65kg くらいでほどほど、70kg 以上であれば上出来、60kg まで落ち込むとあまりよくない。
どうやら苗の出来が今ひとつで、ポットに8〜10もぎゅうぎゅうになっているものや、1〜2つだけのものもあり、植えるのに苦労した。ある程度均等でいないとその後の育ちに差がでるのが悩みどころ。これを揃えるには、機械から出てきたポットを手でならす。とても手間がかかるので、オーナー田ではここまではしていないのだろうが、オーナーのボランティアが十数人もいればできるはず。やってみたい気もするが実現は難しいかな。
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