まく豆・煮る豆・食べる豆

豆を食べよう

節分と言えば 豆まき。鬼退治にまくのはこちらと言われそうだが、食べる豆にはさまざまな種類がある。

2月10日は、国連機関の提唱により世界豆の日とされているのだそうだ。日本にも関連団体により10月13日が豆の日とされ、どちらも比較的新しいものである。

それでも、豆を言えばやはり節分。豆をまく風景 もあまり見られなくなったが、節分もまた豆の日である。炒り豆もよいが、煮豆もよい。この時期に食べたくなるのは、昔よくストーブにかけて作っていたからかもしれない。

紫花豆の煮豆

(材料)紫花豆100g / 砂糖 40g /塩少々

1.豆をさっと水で洗い、沸騰した湯に入れて鍋に蓋をし、1時間ほど置いておく

2.冷めた湯を捨て、湯を沸かして砂糖を溶かし、塩を加えて豆を入れる

3.圧力鍋で10分間ゆでる

どこか懐かしい味がするふっくら煮豆。黒に紫が混じった綺麗な花豆、昔ながらの 金時豆、おせち料理でおなじみの 黒豆。硬い豆を短時間で仕上げるために圧力鍋を使う。それでもやはり火加減が難しく、ほどよい柔らかさで仕上げるには微妙に時間を調整する。よくストーブの上に置きっぱなしにして煮たおばあちゃんの味のように、とろとろになったくらいが一番美味しい。

このくらいの量なら1パック数百円で買えるものではあるが、手作りのよさもある。甘さは控えめに、豆の1/3程度の砂糖でも十分甘く、豆の味がしっかり味わえる。これを食べると、売られているきれいなお菓子はなるほど美味しくできているのだが、甘すぎるなぁと思えるようになる。年末から正月はつい甘いものを食べる機会が多いから、このくらいの甘さがちょうどよいのだ。


前回のお話

次回のお話

コメント

このブログの人気の投稿

夏支度 ― 暑さに備えるあれこれ

もうすぐ田植え ― どうなる米価格

そこはオラの田 ― 田んぼにも境界があるという話